“老化現象”とは宿命ではなく、物理現象です!
身体は物質で出来ており物理的現象からは逃れられない
生きている状態というのは、生体を構成する細胞が絶え間なくミクロに生まれ変わって新鮮さを保っている。つまり、自らミクロに若返り続けることで生体全体が衰えないように見えている状態です。
それ故、このミクロな若返りの仕組みそのものが衰えると老化現象が現われ始めます。ですから、この絶え間なく若返りながら秩序の崩壊を免れる仕組みをいかに活性化するかが健康長寿の秘訣なのです。
では、秩序の崩壊の根本的な原因とは何かですが、人体と言えどもその細胞を構成している成分は、水、タンパク質、脂質が主な成分であり、非常に壊れやすい物質から出来ているのです。
では、これらの壊れやすい物質は、物質としての物理法則である「エントロピー増大の法則」から逃れられるのかと言えば、それは不可能であり、
それが故に、時々刻々ミクロに生まれ変わることによって、崩壊を免れているように見えているだけなのです。
エントロピーを増大させる最大の要因は、ミトコンドリア(クエン酸回路)でのATP産生、免疫細胞による炎症などの様々な生化学反応によって生じる活性酸素による酸化現象であり、酸化という物理的な現象から身を守るためには、物理的な対策が必要であり、電子(マイナス電荷)を補給して活性酸素を消去(中和)することが、最も効果的な酸化予防になる。
そのためには充分な水と電子を補給して、ミクロ循環の流れを滞らせず、しっかり老廃物を回収・排出するとともに、活性酸素の発生を抑え酸化損傷を減らすことが重要です。
生理的現象は、物理的現象を基本として起こっている
物理的原因は、生理的レベルの対処法では排除できない
治療は生理的レベルでも、予防は物理的レベルでやるべき
生きている間、長い時間をかけて穏やかに変化していた人体は、
なぜ、歳をとると老化するのでしょう?
なぜ、死を迎えた途端、急速に腐敗していくのでしょう?
なぜ、生きている間は、死後と同じような腐敗が起こらないのでしょう?
あなたは、これらの疑問について考えられたことはありますか?